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2023年振り返り

   2023年12月31日     4分で読めます

2023年もついに最終日になりました。一年の振り返りです。

1月

自前のランキングシステムのLaravelの更新やX68000Zに向けて、X68000のマニュアルを引っ張り出したりしていました。

2月

Twitterに不安を覚えて、情報発信をサイトに移行することにしました。サイトの構築や更新を手軽にできるように大量のプラグイン地獄に陥っていたWord PressからJekyllへ移行を開始しました。

X68000の復習をしたり、トレイルカメラを新調したのもこの時期でした。

3月

X68000のエミュレーターでアセンブラに再チャレンジして、マップを表示するプログラムを作成しました。月末にX68000Zが到着して、無事に動作させることができました。この頃は68Zにかなり時間を投じていました。シューティングも検討していてアセットを購入したりもしました。

Jekyllの調査も進んで、Mr.Greenというテーマをもとにひな形を作成しました。

1週間ゲームジャム向けに企画を検討して仕様書をまとめました。68やJekyll関連の作業が多かったことや、脱初心者向けの同人本のための仕様書作成の練習に時間をあてたかったので開発はしませんでした。今後、このスタイルが続きます。

4月

サイトをJekyll版に切り替えました。最小限の情報から公開をはじめて、チュートリアルを移植したり作業報告を書いたりしました。

脱初心者向け同人本のためにVoxelorer Birdひよこ編の企画と仕様の作成をはじめました。

5月

ふりーむのゲ制ジャムの企画と仕様書を作成しました。この時期はひよこ編の開発があったため開発はしませんでしたが、企画書や仕様書のひな形作りに大いに役立ちました。

サイトのJekyllへの移行を完了しました。

6, 7月

68向けにブロック崩しが作れないかとか技術書向けの企画を考えつつ、本命のひよこ編の開発を進めました。

サイトが完成した反動で、ここでサイトの開発日誌が途絶えました。

8月

学校が夏休みに入り、技術書典向けにRe:VIEWの調査を開始しました。

暑かったのであまり無理せず作業していた気がします。

9月

ひよこ編もかなりできて、技術書典に申し込んでRe:VIEWで少しずつ執筆をはじめたところに事件が起きました。Unityランタイムフィー騒動です。Unityを使い始めてからも他の環境は常に調査していましたが、この時まではUnityが自分にとっての最適解でした。それが崩れた騒動でした。この時からGodotへの移行を見据えることになりました。

この段階ではまだ技術書典の当否が不明だったため、技術書の執筆を中断してGodotの調査を開始しました。移行できそうな手応えを得られた9/23に技術書典の当選通知が届きました。

技術書典のネタをGodotに切り替えるか検討しましたが、はじめての執筆と出展ということで当初の計画のままUnityで進めることにしました。ここからは技術書典に向けての追い込みです。

10月

ひよこ編の仕上げと技術書典向けの執筆を進めました。10/31になんとか書き上げました。

11月

なるはやで入稿して少しでも割引を、と思いましたが校正は時間がかかり、結局通常料金の締め切りに間に合うぐらいでした。最後の最後で大きなミスが見つかったので間違い探しに時間をかけたのは正解でした。もっと早く書き上げないといけないという教訓になりました。

初の技術書典は、最高で10冊、1冊も売れないことも覚悟していました。ところが蓋を開けてみたら紙の本を20冊以上、電子を15冊以上ご購入いただけました。2023年のハイライトです。

パズルゲームのブロック6種類の企画から完成まで全工程を解説する本【Unity2022LTS】

技術書典が終わったあとはGodot調査を再開しました。アドベントカレンダーに参加すべく、Godotでのシェーダー作成の調査をしました。

12月

Godotのシェーダーのアドベントカレンダーに参加しました。

【Godot4.2.x】はじめてのGodotフラグメントシェーダー

シェーダーの後はGodotのゲーム管理システムを開発しました。そして12月の1週間ゲームジャムのテーマである「おくる」をテーマにミニゲームを考えてGodotで制作しています。2023年の最後で、Godotについての理解を深めることができました。

総括

技術書典への参加は大きな成果でした。本を書いて、印刷して、販売する経験を得られたことで活動の幅が広がりました。また思いがけずGodotへの移行の機会が訪れました。Unityの豊かなアセットストアや優秀なエディターは使えなくなりますが、コンパクトでLinuxにも対応したGodotエディターならではの道を開拓できるかも知れません。技術書を書く上で取り組んだ企画や仕様書作成も成果があったと感じています。

X68000Zでは久々にアセンブラ開発を楽しめました。ただ開発効率の悪さや情報の少なさ、ユーザーの幅の狭さに問題を感じ、自己満足の範囲を越えるのが難しいと判断して封印しました。

68Zにはじまり、サイトを更新して、本を作って売って、Godotをはじめました。新しいことに取り組んで成果も出て、活動の幅を広げることができたよい一年でした。

一年間、ありがとうございました。積み重ねた成果を足掛かりに、来年も活動していく所存です。よろしくお願い申し上げます。