Visual Studio CodeでSphinxのドキュメントをプレビューする手順

GodotのドキュメントはreStructuredTextという形式のマークアップ言語で書かれています。翻訳作業をする際にマークダウンが正しく表示されるかを確認できると便利なので、VSCode上でライブプレビューする環境の構築手順をまとめました。

作成日: 2024-02-23

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目次

前準備

必要な環境をインストールします。

Visual Studio Code

インストールしてなければこちらからインストールしてください。

Python

Python3.9以降がインストールされていて、pipが実行できる必要があります。

PowerShellなどを起動して、python --versionを実行してバージョンを確認してください。インストールされていなかったり、古いバージョンだったらこちらなどを参考にインストールしてください。インストールの際には環境変数を設定するオプションを付けるとよいです。

PowerShellやコマンドから以下を実行して、バージョンが確認できればOKです。

python --version
pip --version

pipでエラーが出た場合のことは後述します。

次に以下のコマンドでSphinxのインストール、兼、アップデートをします。

pip install -U sphinx

以上で準備完了です。

翻訳用のSphinxプロジェクトを作成する

reStructuredTextのプレビューをするには、Sphinxのプロジェクト設定が必要です。以下の手順で作成します。

  • PowerShellなどで作業用フォルダーを作りたい場所へ移動します
  • 以下のコマンドを実行します。rst-viewの場所は任意で変更してください
sphinx-quickstart rst-view
  • 選択肢が表示されるので次のように答えます
  • Separate source and build directoriesは任意で。シンプルにするならそのままEnterを押します
  • Projet name:には、translate-docsなどのプロジェクト名を入力します
  • Author name:には、著作者名を入力します。公開しないなら適当でいいです
  • Project release []:は空欄のままEnter
  • Project languageは、日本語ならjaを入力します

以上で作成完了です。

VSCodeで最初の設定

はじめて開くときの設定をします。

  • VSCodeを起動します

Pythonやpipでエラーが出たら

普段、Pythonを使っておらずメンテ不足でエラーが出てました。以下、実施したことです。

Pythonの再インストール

古いPythonをアンインストールして、Python3.11.8にしました

環境変数の整理

pip --versionをしてもエラーで実行できませんでした。原因は古いPythonのパスが環境変数に残っていたことでした。

  • システムのプロパティを開いて、詳細設定タブの環境変数をクリック
  • ユーザー環境変数、システム環境変数の双方のPathを確認して、古いPython関連の設定を全て削除
  • PowerShellやVSCodeを閉じて、起動し直す

以上でエラーがなくなりました。この部分で大幅にハマっていました。Pythonのバージョンが3.9移行でpipが実行できればすんなり動くのではないかと思います。

https://www.python.jp/install/windows/install.html

VSCodeへのインストールs

必要なエクステンションは

F1キーでコマンドパレットを表示して、Python: Interpreterで選択する。

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