Unityが動作しそうなPCが手元に届いたらインストールをして、ライセンスを通して使ってみましょう。手順をご紹介します。
目次
インストールに先立って
以下のものが必要です。ご確認ください。
- Unityが動くPC
- インターネット接続
- Eメールアドレス
インストールするもの
以下をインストールします。Chromeはなくてもいいのですが、Windowsとmacのどちらでも使えるし、よいブラウザーなので入れました。
- Google Chrome
- Unity Hub
- Unity2017.3+Mono Develop
ここでは、Windows10でのインストール手順を示します。macや他のWindowsでも流れは同じですが、OSに関連する操作は各OSに合わせて読み替えてください。
Google Chromeのインストール
Windowsでもmacでもどちらでも利用できる省メモリーなWebブラウザーということで、Google Chromeをインストールしておきます。必須ではないので、他のブラウザーが良ければ次のUnity Hubのインストールに進んでください。
- EdgeやSafariなどのお手持ちのWebブラウザーを起動して、https://www.google.co.jp/chrome/を開きます
- ボタンをクリックします
- 規約を確認したら、 ボタンをクリックします
- ボタンをクリックします(違うメニューだった場合、 など、とにかく動かすやつを選んでください)
- アプリがデバイスに変更を加えられるように をクリックします
しばらく待っていると、ダウンロードとインストールが完了して、自動的にGoogle Chromeが起動します。
タスクバーに表示されている右クリックして、 を選択しておくと、今後便利です。
のアイコンをUnity Hubのインストール
Unity Hubというツールをインストールします。まだ開発中のものですが、Unityのインストールを楽にするツールで、現時点でも便利なので利用しましょう!
- Chromeで https://forum.unity.com を開きます
- 欄の下の小さい文字から をクリックします
x.xx.x
の部分の数字はその時々の最新版なので変わります)
というようなTitleを探してクリックします(
- 利用したいOSをクリックしてダウンロードします
- ダウンロードが完了したら、UnityHubSetup.exeをクリックします
- を選んで、インストールします
- 規約が表示されるので、確認したら同意するをクリックしてください
インストールは比較的すぐに終わると思います。動きがない場合、タスクバーを見ると警告が表示されている可能性があります(下の画像の1)。その場合はそのタスクをクリックすると、以下のようにファイアウォールでのブロックというダイアログが表示されるので、
してください。Unity Hubのインストールが完了しても、特に何も出てきたりしませんので、自分で起動します。
Unityのインストール
それではUnity Hubを使って、Unityをインストールします。Chromeは閉じて構いません。
- デスクトップに のアイコンが出来ているので、ダブルクリックして起動します
Unity IDの作成
Unityを利用するには、Unity IDが必要です。作成したことがなければ、以下の要領で作成しましょう。一度作成したことがあれば、
をクリックしてサインインして先に進んでください。あるいは、GoogleアカウントかFacebookアカウントを持っていたら、それらを利用することもできます。- 各欄を以下の要領で入力します
- : あなたのメールアドレス
- このパスワードは忘れないようにスマホの住所録に保存したり、紙に書いて財布に入れるなどしておくとよいです
: 8文字以上で、1文字以上の大文字、1文字以上の小文字、1文字以上の数字を組み合わせたパスワードを半角英数で入力
- : ログイン時に利用する半角英数の文字列です。すでに使われている文字列は利用できないので、名前やハンドル名がそのまま使えない場合は、生年月日や住んでいる町名などを組み合わせるとよいでしょう
- : サイトに表示される氏名です。半角英数で、名前と苗字をスペース区切りで入力すればよいでしょう
- : 規約とプライバシーポリシーを確認してチェックを入れます
- 以上入力したら、 をクリックします
- 以下の画面が表示されたら、登録したメールを確認してください。しばらくすると、Unityからメールが届くはずです
Unity Technologies <accounts@unity3d.com>
から、以下のような文面のメールが届きますので、確定するためにリンクをクリックします
メールが届かない場合…
- 1分ほど待ってもメールが届かない場合は、迷惑メールになっているかも知れません。迷惑メールフォルダーを確認してください。スマートフォンなどの場合は着信拒否の可能性があります。
unity3d.com
からのメールを受信できる設定にして、以下の のリンクをクリックして確認メールを再送してください
メールが届いたら…
- 届いたメールのリンクをクリックすると、以下のようなWebページが開くので、リンクをクリックしてください
- 以下の画面が表示されれば登録完了です!ここでログインする必要はないので、Webブラウザーは閉じて結構です
- Unity Hubに戻って、 のボタンをクリックします
Unityのアンケートに答える
新しいPCにUnityをインストールする時など、最初の利用時に利用したいライセンスと、利用者についてのアンケートがありますが、全て英語です。以下で解説しているので完了させてから戻ってきてください。
アンケートが完了して、以下の画面が表示されたら、
をクリックします。Unityのインストール
インストールできるUnityのバージョンが一覧表示されるので、使いたいバージョンを
します。通常は、一番上の最新版を選びます。- インストールする内容を決めます。後で追加することは可能なのですが、一度選択すると削除ができません。最小限の構成を紹介します
- MonoDevelop / Unity Debugger: プログラムコードを入力するエディターです。利用するのでチェックしてください
- Documentation: ドキュメントです。常にインターネットが利用できる環境であればチェック不要です
- Standard Assets: 試作時に有用なデータセットなのでチェックしてください
- Example Project: サンプルです。必要になったら入れればよいのでチェック不要です
- Platforms以下は、とりあえず だけでよいでしょう
- 以上選択が完了したら、一番下のDoneボタンをクリックします
- アプリにデバイスの変更を許可してください
インストールしたバージョンのところが
になったら完了です。スマホアプリが作りたいんだけど…
Androidの場合はSDKやJDKのインストール。iPhoneの場合はmacが必要になるため、ここでは除外しました。個別に設定方法をまとめたいと思います。
試運転
インストールしたUnityを起動して、動くか確認してみましょう。
Unity Hubを閉じる
プロジェクトはUnity Hubからでも作れますが、メインメモリーが少ないPCでは少しでも使用メモリーを減らしたいです。ということで、Unity Hubは閉じてしまいましょう。
- をクリックして、Unity Hubのウィンドウを閉じます
- タスクバーの右クリックして、 をクリックして、常駐プログラムも終了します をクリックして、 を
Unityの起動
デスクトップにある
というアイコンをダブルクリックして起動します。Unity Hubの方ではないのでご注意を。- Unity IDのメールアドレスとパスワードを入力して、 します
チュートリアルプロジェクトを動かしてみる
Unity 2017.3では、チュートリアルのプロジェクトがダウンロードできます。これを動かして動作確認としましょう。
- をクリックして、左から をクリックします
6つほど完成プロジェクトが用意されています。どれでも構いませんが、ここでは簡単なものということで一番下の2D Roguelikeを動かしてみます。
- の右の ボタンをクリックします
- ダウンロードが完了したら ボタンに変わるので、クリックします
Unityが閉じますが、そのまま待っていてください。しばらくすると読み込みを開始して、準備が完了したらUnityエディターが起動します。
完成版を動かしてみます。
- 下の と書かれた欄にある というフォルダーをダブルクリックして開きます
- フォルダーが開くと、中に というファイルがあるので、ダブルクリックします
今開いたファイルをシーンファイルと呼び、ゲームの1場面をまとめたものです。
ビューと呼ばれるウィンドウにゲームオブジェクトと呼ばれるゲームの構成物が表示されました。ゲームを実行する
これでゲームを遊ぶことができます。上部の実行ボタンをクリックしてください。
しばらく待つとゲームが開始して、BGMが流れ始めます。
矢印キーか、WASDキーでおっさんを上下左右に移動できます。アイテムを拾ったり、敵と戦ったりしながら、EXITを目指します。
キーを操作しても動かない場合は、画面をクリックしてください。フォーカスがGameビューにないと動きません。
ゲームを停止する
一通り動くことを確認したら、)をもう一度押して、ゲームを停止してください。
Unityの実行と停止は同じボタンです。
Unityを閉じる時は、ウィンドウ右上の
をクリックします。以下のようなダイアログが表示されたら、今回は特に保存する必要はないので、 をクリックしてください。終わりに
以上でUnityのインストールと動作確認完了です。無事にチュートリアルゲームが動けば、Unityを使うことができます!
他のチュートリアルも似たような手順で動かすことができるので、色々と動かしてみてください。
引き続き、簡単なプロジェクトを作るチュートリアルを用意しています。この作業の仕上げに試してみてください。
参考URL
今回インストールしたUnity Hubについて以下のような記事がありますので、活用してみてください。