はじめてのプロジェクト

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Unityをインストールして、動作確認が済んだら、Getting Startedの仕上げに簡単なプロジェクトを作ってみましょう。

画面上でマウスを操作すると、マウスの移動した軌跡に炎が上がるプログラムを作成して、それを実行ファイルにビルドしてみます。

プロジェクトの作成

デスクトップのUnity 2017.3などをダブルクリックして、Unityを起動してください。

まず最初に、プログラムコードやグラフィック、オーディオデータなどをまとめるための入れ物であるプロジェクトが必要です。新規のプロジェクトを作成しましょう。

  • Newをクリックします

  • 以下を設定します
    • Project name: Launchと入力します
    • Location: プロジェクトを保存する場所です。全角文字や日本語が混ざっていなければそのままの場所で構いません
      • Unityでは、フォルダー名やファイル名に日本語や全角文字は使わないでください!思わぬところで不具合に出くわします
    • Enable Unity Analytics: ユーザーの行動をチェックする機能です。とりあえず使わないのでOFFでよいでしょう
  • 以上設定したら、Create projectボタンをクリックします

Create prjectボタンを押すとUnityが消えますが、何も起きなくても10秒程度は待ってください。ちゃんと裏で準備を進めていて、しらばくするとプロジェクトの読み込みが始まって起動します。

Unityの操作には、すぐに反応がないものがあります。何も起きなくても10秒は様子を見るようにしてください。焦って同じ操作を繰り返すと、後で繰り返し処理が行われてしまう場合があります。

保存する

プロジェクトを作成したら、まず最初に保存するのがおススメです。Unityがフリーズしたり、うっかり保存せずに終了してしまったりした時の保険になります。

  • FileメニューからSave Sceneを選択します

シーンファイルというものを保存しますが、シーンファイルを保存しておくためのフォルダーを作成して、その中に保存しましょう。Unityでは扱うファイルが大量になりがちなので、同じ種類のファイルはフォルダーで整理すると楽です。

  • 新しいフォルダーをクリックして、新しくできたフォルダー名を半角英でScenesとつけたら、開くボタンをクリックして中に入ります

  • ファイル名Firstなどにして保存してください

これでシーンが保存されました。

Unityは保存が2段階あります。今保存したシーンは、現在編集している場面のデータです。シーンは複数作成することができて、それらのシーンやゲームに利用する様々なファイルをまとめたものがプロジェクトです。これも保存します。

  • Fileメニューから、Save Projectを選択します

以上で保存が完了しました。これ以降、Ctrlキーを押しながらSキーを押せば(以降、Ctrl+Sキーと書きます)、シーンが保存できます。シーンの保存は忘れやすいので、この操作をする手癖をつけておくとよいです。

シーンを作っていきます。

パーティクルの利用

折角ゲームエンジンを使うので、それらしいことをしたいです。ということでパーティクルを使ってみましょう。

パーティクルとは粒子という意味で、沢山のグラフィックやオブジェクトを使って、煙や水滴といった形があやふやなものや、爆発の光や魔法の演出によく利用されるものです。これを使うと画面が派手になるので楽しいです。

今回は、マウスでなぞったところに炎が上がるというものを作ってみます。

  • Assetsメニューを開いて、Import Package -> ParticleSystemsを選択します

  • 以下のダイアログが表示されるまで待って、表示されたらImportボタンをクリックします

画面下のProjectビューを使いたいのですが、左の枠が狭くて見にくい場合があります。その時は、以下の部分をドラッグして右に移動させて広げてください。

  • ProjectビューのAssets -> Standard Assets -> ParticleSytemsの順に、左の三角形のアイコンをクリックして開いたら、Prefabsフォルダーをクリックして選択します

  • 一覧からWildFireをドラッグして、Hierarchyビューの何もない場所でドロップします

WildFireは動かすと炎が上がるものです。実行して動きを確認してみます。

  • HierarchyビューからWildFireをクリックして選択します
  • 実行ボタン()を押して、実行を開始します

この時点では何も起きません。WildFireを動かす必要があります。

  • 画面右にあるInspectorビューのPositionXにマウスカーソルを重ねます
  • ドラッグして、マウスを左右に動かします

この操作は、現在選択しているもの(WildFire)のX座標を動かす操作です。WildFireは移動すると燃え上がるので、上の例のように炎が上がります。

同様に、PositionYのところでマウス操作をすれば、上下に移動して炎が上がります。

プログラムコーディング

マウス操作に合わせて、WildFireを動かすプログラムを作ります。この作業で、コードエディターの動作確認をします。

スクリプトファイルを作成する

  • Inspectorビューを一番下までスクロールさせて、Add Componentボタンをクリックします

  • 表示されたメニューを一番下までスクロールさせて、New Scriptをクリックします

  • Name欄に半角英数でmoveと入力したら、Enterキーを押すか、Create and Addボタンをクリックします

以上の操作で、選択中のWildFire上で動作するmoveという名前のスクリプトが作成されました。作成したmoveに、C#言語でプログラムコードを書いて、WildFireを操作できるようにします。

  • InspectorビューにMove欄が追加されます。Scriptと書いてある右にあるmoveをダブルクリックします

反応がなくても、1分程度は待ってくださいMono Developというコードエディターを利用しますが、最初の起動にかなり時間がかかります。

最初の起動では、以下のような警告が表示されるかもしれません。アクセスを許可してください。

以下のような画面が開けばOKです。

エラーが出たら?

Mono Developは不安定なところがあって、起動時にエラーが発生する場合があります。その際は、一度エディターを閉じて、同じ操作をしてもう一度起動してください。2度目の起動は大抵エラーなしで起動してくれます。

コードを書く

それではコードを書きます。以下のコードの通りになるように書き換えてみてください。コピー&ペーストでも結構です。

以下のようにコードをMono Developに反映させたら、Ctrl+Sキーを押して保存します。

保存すればUnityが自動的にファイルの更新を見つけてビルドしてくれます。タスクバーでUnityアイコンをクリックしてUnityに切り替えてください。

動作確認

実行ボタン()をクリックして、動作確認をしましょう。Gameビュー上でマウスを動かすと、炎が上がります。

実行ファイルをビルドする

Unity上で開発したものをビルドすることで、アプリとして完成形になります。仕上げにビルドをしてみましょう。

ビルドの準備

ビルドの設定を行います。

  • FileメニューからBuild Settings…を選択します

  • 右の方にあるAdd Open Scenesボタンをクリックして、現在のシーンをビルド対象にしたら、右下のBuild And Runボタンをクリックします

  • 新しいフォルダーをクリックして、作成されるフォルダーの名前をBuildにして、開くボタンを押します

  • ファイル名をtestなどにして、保存をクリックしたらビルドが開始されます

ビルドが完了すると、作成したBuildフォルダー内に実行に必要なデータと、test.exeという実行ファイルが出力されます。このBuildフォルダーを丸ごとコピーすれば、Unityがインストールされていない他のPCでも作品を実行することができます

Build And Runでビルドした場合、ビルドが完了したら自動的にビルドされたプログラムが起動します。

Playボタンをクリックすれば、フルスクリーンで先ほど作成したプログラムを動かすことができます。

終了するには、Altキーを押しながらF4キーを押してください。それで終了しない場合は、AltキーとFnキーを押しながらF4キーを押してください。

Unityを閉じる

以上でUnityのインストールと動作確認は完了です。お疲れさまでした。ファイルを保存して、Unityを閉じましょう。

  • プログラムを実行中だったら、実行ボタン(stop run)を押して停止してください
  • Ctrlキー+Sキーでシーンを保存します
  • FileメニューからSave Projectを選択して、プロジェクトを保存します
  • Unityの右上のxをクリックして閉じます
  • Mono Developも開いていたら、同様に右上のxボタンをクリックして閉じます

以上です。

プロジェクトを開きなおしたい場合は、Unityを起動すると開いたことがあるプロジェクトが列挙されますので、開きたいプロジェクトをクリックしてください。

最後に

以上でUnityの導入は完了です。ここから先は、書籍やYouTube、Webなどに沢山情報がありますので、面白そうなものを見つけて試してみてください。

Unityインターハイのサイトに、中学生や高校生向けの情報がまとめられています。おススメの書籍やブログのページもあります。作品が作れるようになれば、そのままコンテストに応募しちゃいましょう。

また、お気軽な発表先としてunityroomもオススメです。簡単なゲームができあがったら、すぐにでも発表してみましょう。

Unityを使って楽しさを感じたら、Twitterなどのアカウントを作成して、その気持ちを発信してみてください。同じような人と繋がることで、世界が広がっていくことと思います。

専門学校デジタルアーツ東京では、高校生向けの体験入学イベントを夏休みや春休みに開催しています。私もいくつか担当しておりますので、参加していただければ色々なUnityの使い方を体験していただけます。こちらもぜひご参加ください!

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